2015年5月10日日曜日

【blender】アニメ背景屋のための、無料3Dツール「blender」活用法 その2:円筒形の変形ツールとして使う


「難しいモデリングはやりたくないけど、何とかうまく3Dをつかえないかな」と思っているアニメ背景屋さんのために、無料の3DCGツール「Blender」の活用例を紹介します。

今回は、「blenderを使って画像を円筒形に変形させる簡単な方法」です。

電信柱の広告とか、模様のついた柱などに使えるのではないでしょうか。





円筒形に変形したい画像を用意します。

円柱オブジェクトを追加。

マテリアルを追加(名称を「test」に変更しました)。シェーディング項目の「陰影なし」にチェック。
テクスチャに画像を指定。マッピング項目の「座標」を「生成」、「投影」を「チューブ」。

レンダーのシェーディング項目のアルファを「透過」にすると背景が透明色になります。
これでとりあえず画像を円筒形にできました。

このままでも下地用の素材として使うことはできると思いますが、無駄な上面を削除してみます。
すると裏面が見えてしまいました。

ノードエディターを表示して「ノードを使用」にチェック、「追加」「入力」「ジオメトリ」でジオメトリノードを追加。

ジオメトリノードの「前後」を出力ノードの「アルファ」に接続。
マテリアルノードのマテリアルリストから先ほど設定したマテリアル名を選択。

レンダリングすると、裏面が表示されなくなりました。

円柱オブジェクトを上下に拡大縮小することで、比率の調整ができます。
画像が伸びないよう正確に円筒形にするには、円柱オブジェクトの円周と高さが画像の幅と高さの比率と同じになるように計算して調整する必要があります。

下絵に合わせて円筒を配置するには、こちらの記事の「シーンの準備」を参考にしてください。

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